Dr.タナカの豆知識
毎回、毎回、マイナ保険証で資格の有無を確認する。
最近、来院される患者さまから「健康保険証だったら月初めに1回提示でOKだったのに、マイナ保険証に
なったら、毎回、毎回見せろと言われる。不便になった。」とのお叱りのお声を、結構いただきます。
実は私ども保険医療機関側は、紙の保険証の時から、ずっと「診療のたびに毎回、保険証の有効性の確認を
する」のが、正しい振る舞いだったのです。(保険医療機関及び保険医療養担当規則第三条(受給資格の確認等))
じゃあ、なぜそれをずっとやってこなかったのか。それは、規則第三条の但し書きに、こうあるからです。
「緊急やむを得ない事由によって当該確認を行うことができない患者であって、療養の給付を受ける資格が
明らかなものについては、この限りでない。」と。
で、この言葉を根拠に、(毎回毎回)今日の診療は緊急事態なんだ。と言い張って、保険証の確認を怠り、
月初め1回だけの留めていたというのが、実情だったのです。月初めに確認すればだいたいはOKなので。
でも、たまに月の途中で保険証が変わられる方、ありますよね。
この場合、審査機関に報酬を請求した時点で、撥ねられてしまうんです。「保険証が無効です」と..。ドラ
イに返戻されるのです。審査機関は助けてくれません。「おたく、保険証、毎回確認してるはずでしょ?」
と。
昨年12月2日以降、健康保険証の新規発行が停止され、今年12月2日以降はマイナ保険証(健康保険証の
利用登録をされたマイナンバーカード)に一本化されます。
今回、昭和32年からの原則に戻ったということで、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
田中歯科クリニック 田中 隆博
(大阪市福島区吉野4丁目25-23)
