Dr.タナカの豆知識
「根の治療」って何ですか?
先月から根っこの治療のお話。
歯という石ころの中には、細い空洞があって、神経がおります。
「神経を取る」...聞いただけでも恐ろしい言葉です。「神経を取る」....なんでそんなことをする必要があるのか?
ムシ歯で激痛を味わったことある方なら、おわかりいただけると思います。
簡単に言えば、この状態というのは、神経は危険が迫っていること(ここではムシ歯)を脳に伝えようと必死なのですが、
もうその信号は常軌を逸している程の無駄なアラームとなっているのです。
だからその興奮状態の神経さんには、持ち場を離れてもらう方が、楽になれるのです。
歯科医師会の救急診療室の壁に
“Dentistry is a work of love”
という額が飾られてました。
明治の思想家の内村鑑三氏が歯の激痛におそわれ、その時に治療をしてくれた歯科医に贈った自筆の書だそうです。
歯科医療は愛の仕事なり。
う~ん。よっぽど痛かったんでしょうね。
話しがそれた。続きは次回。