Dr.タナカの豆知識
不適合な詰め物、感染根管口腔ケア時の歯科衛生士の役割
私たちは、居宅や施設に入所しておられる患者様のところへは、原則3人1組(歯科医師、歯科衛生士、歯
科助手)のチームで、訪問しております。主に衛生士は口腔ケアを担当、歯科医師&助手は治療をと、役割
分担をしてますので、特段治療するところもなく安定していて、口腔ケアを中心で進められる場面では、歯
科衛生士が単独で訪問することもあります。
単独でお伺いしている歯科衛生士は、ただ単に歯を磨きに行っているわけではありません。
歯の状態のチェックはもちろん、噛み合わせの状態、患者さんの顔色、声、姿勢…場合によっては血圧や酸
素飽和度の測定をしながら口腔ケアをすることもあります。
とは言っても、私たちは「歯科」ですし、「歯の健康の維持」を一番に期待していただいているのも事実。
口腔ケア時に「最近、この場所によくモノが引っ掛かるようになった」「この歯の付け根が腫れぼったい」
「噛み合わせると違和感がある」といった細やかな変化も、歯科衛生士は観察しております。
その変化は、歯科医師の元にも、ほぼリアルタイムで報告として集まります。
必要があれば、助手と一緒に赴き、歯科医師が該当部分のレントゲン撮影を行うなどして診断します。特に
歯の付け根部分の腫れは、「根の中の感染」の可能性があり、そうだとすると口腔ケアだけでは解消できま
せん。(その方の全身状態とも相談ですが)歯科医師が治療に乗り出すタイミングとなります。
今後も、私たちはチームで口腔ケアに従事してまいります。
田中歯科クリニック 田中 隆博
(大阪市福島区吉野4丁目25-23)
