Dr.タナカの豆知識
「往診って何処まで来てくれるんですか」
先日、全く初めての方からお電話を戴きました。
インターネットで「田中さんのところは往診をしてくれるって載っていたので電話しました。」とのことでした。
(最近そういう問い合わせが増えてきた気がします。「ホームページなんか誰も見てない」と思って好き放題のことを書いてましたが、そうは言ってられませんね。もっと真面目に書くようにします....。)
さてどこまで往診に行けるのか?
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保険で認められている往診の範囲は《半径16km以内》とはっきりと定められています。
これは、直線距離で16kmという意味なので、当院からでしたら、西は芦屋付近まで、東は四条畷や大東あたりまで、
北は池田市や箕面市の一部が含まれ、南は松原市や中百舌鳥辺りまで「可能」ということになります。(地図参照)
これはあくまでも「可能」ということであって「依頼があれば絶対に行かなければならない」という意味ではありません。
理屈では神戸市東灘区深江浜町や深江南町の一部の方も範囲内となりますが残念ながら、まだ一度も依頼の電話は掛かってきたことがありません。
(阪神高速湾岸線を使えば案外近いので、ご用命があればお気軽に往診相談ダイヤル070-5523-2126までどうぞ。)
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広島市内の勤務医時代に、「次回、入れ歯が完成」というところで、離れて暮らす息子さんの家に引き取られることになったお婆ちゃんがいました。行き先は滋賀県大津市。
このケースは『どうしても入れ歯の装着と調整まではしたい』という私の意思で出向いたものなので、厳密には「往診」ではありませんが......
その距離およそ330km。おそらく私の中での最長距離の往診だと思います。もちろん、今後も破られることはないと思います。
「半径16kmの例外」というのもあります。
これはまた次回。