Dr.タナカの豆知識
裁量労働制が話題になってます。
ここ最近、「裁量労働制」がテレビなどで取り上げられることが増えてきました。
この制度、実は結構以前から存在してます。
制度の趣旨そのものについて言えば、そんな悪辣なものとは思えないので、
少し取り上げて解説してみたいと思います。
裁量労働というのは、導入当初は
研究開発といった仕事の内容が専門的過ぎて、雇用している側が、仕事の進め方や時間配分について指図できないような職種が
対象となってました。
理研の●保方さんのような研究の仕事なんかが該当します。
(彼女の場合の仕事とは、結局のところ、ありもしないSTAP細胞の論文作成だったわけで、
この人については、「働いていた」と言っていいものなのか、そのあたりから疑問符がつきますが…….)
実験棟での研究以外にも、例えばデザインの考案、ゲーム用のソフトの開発といった、専門性が高いため
その人の仕事ぶりをコントロールできるのはその人でしか無理な仕事。
そういった仕事については「時給で給料を決定する」という制度は馴染みませんよね。
そこで労使間で
「この仕事内容については、これぐらい働いたものとみなす」としたのが裁量労働制なのです。