Dr.タナカの豆知識
特殊詐欺について
もうそろそろコラムも歯医者らしいことを書きたいのですが、先日、以前から連載している特殊詐欺について、新聞報道がありました。
それによると、昨年の大阪府内の特殊詐欺による被害総額は、過去最悪の35億5700万円だったというのです。
やはり今回も、特殊詐欺について書きます。
35億円ですよ!35億円!!しかもこれは大阪府内だけでの話です。被害件数は790件。
つまり府内では毎日2件以上、1件あたり450万円程度の特殊詐欺被害が発生している計算になります。
(年末にとりあげた「医療費還付金詐欺」も残念ながら248件もあったそうです。)
被害を未然に防ぐ為に銀行さんのほうも、黙って見ているわけではありません。
唐突に預金解約や、巨額の引き出しに来られた「被害者っぽい人」には職員が声掛けをするようにしているそうです。
けれども詐欺師連中も手馴れたもので、あらかじめ被害者さんに、『銀行員に尋ねられたらこう言え』とレクチャーしています。
例えば「亡き妻の墓を改装するんだ。」とか「孫の学費のためだ。」と言えと。
なんとも手のこんだ連中です。絶対に騙されてはいけません。
最近詐欺師が現金の受け取りに使う手段の流行は『レターパック』です。
レターパックで現金送れは100%詐欺です。
郵便局ではこんな呼びかけのポスターが貼ってありました。
皆さん、まだまだ特殊詐欺への警戒は緩めてはなりませぬぞ!